病院で死ぬのは当たり前
終活をしている方の中には、人生の最後を自宅で迎えたいと考える方がいるでしょう。
しかし、その希望は、ほとんど叶わないと考えてください。
自宅介護であっても、最後は病院で息を引き取るのがほとんどです。
自宅で介護している場合、家族は寝ずに看病するでしょう。
こまめに痰を吸引したり、排泄物を処理したり、身の回りの世話を行ってくれるはずです。
しかし、介護している方に異変が起これば、どうしても救急車を呼ぶことになります。
救急車が行く先は、当然ですが病院です。
ですから、今は病院で最後を迎えるのが当たり前となっています。
そこを無理して「家で最後を迎えたい」と家族にお願いするのは、いかがなものかと思います。
家族の精神的負担が、計り知れないものになってしまうでしょう。
終活は、遺族のためにも行う活動です。
家族に、親しい方々に、自分のことで負担をかけないようにすることも、重要なのです。
ですから、家族や親戚の負担を軽くしてあげるような終活をしてください。
家族や親戚の負担が軽くなれば、自然と笑顔も出てくるでしょう。
家族や親戚の笑顔が出てくるようになれば、自分が最後を迎えるときも、笑顔で見送ってくれるはずです。
素敵な最後は、自分にとっても、家族にとっても、素敵なひと時を過ごせるようにしてください。
終活について
- 終活とは
- 残された遺族の心情について
- 残される遺族を考えて終活
- 生命保険は重要
- 「死」はタブーなんていってられない
- 墓の前で争いは起きない
- 気になる遺言
- 気になる相続
- 病院で死ぬのは当たり前
- 死に際に遺族と仲良くするには